小児矯正とは
お子様のこのような症状を見たことはありませんか?
・「顎が小さくて歯が入りそうにない」
・「曲がって永久歯が生えてきてしまっている」
・「受け口で前歯が逆になっている」
その症状の治療対策として小児矯正というものがあります。
小児矯正とは、お子様の歯に対して行う矯正治療です。成長過程にある顎の骨を正しい状態に導くことが治療のメインとなります。近年は食の欧米化に伴い、柔らかいものを食べる機会が増え、顎骨が正常発育せず顎骨全体が小さく、また位置が正常な位置にない子供が増えています。その子供達の顎の骨を正しい状態に導くことで、歯が正しく並ぶためのスペースが生まれ、出っ歯、すきっ歯、受け口などの不正咬合を改善・防止することができるようになります。
治療の流れ
1初診(相談・カウンセリング)
・当院は、顔、歯の写真、頭、歯のレントゲンを撮り、解かる範囲で現在の状況をお話させていただきます。
・矯正治療の一般的な話や、注意事項をお話しします。
・患者様の疑問や不安等にお答えいたします。
2精密検査
・検査では歯型のレントゲン写真を撮影します。
・これらの検査結果を元に各個人の治療計画をおたてし、次回の診断時にお知らせいたします。
3診断~契約
・前回の検査結果をお知らせするとともに患者様の意向を踏まえ、治療計画を決定いたします。
患者様の装置や治療への要望を伺いながら、一人ひとりに合った治療方法をご提案します。
診断後、治療計画に同意したあとに、治療の契約を結びます。支払いがスタートして治療を開始する前に、まだ不安や疑問が残っていればしっかり確認しましょう。
(1) 検査の結果…歯並び、咬み合わせ等の問題点の指摘
(2) 治療計画… i. 治療の時期(いつから)、ii. 治療の目標(どのように)、iii. 装置(どうやって)
(3) 費用…300,000円〜350,000円(税込:330,000円〜385,000円)
4治療開始
治療計画に従って進めていきます。患者様によって、矯正装置を付ける前に、未治療の虫歯や歯周病を直したり、抜歯をしたり、補助装置つける処置をします。
(医院によって、虫歯・歯周病治療、抜歯は他院で行う場合があります。)
5矯正装置装着
矯正装置を装着したら、ブラッシング指導を受けて歯磨きのコツをしっかり覚えます。矯正治療が開始すると、約3~4週間ごとに通院し、歯並びを改善させます。
6矯正装置の卒業
歯並びがきれいになるだけでなく、骨が安定すること、きちんと咬めるようになること悪い習慣がなくなれば治療は終了となります!
子どもの矯正治療種類
①取り外し式拡大装置
自分で取り外しできるタイプの拡大装置です。
取り外しができるため清掃性に優れていること、子供にとってはとっつきやすく、就寝時のみ使用していただく場合がほとんどですので、学校での生活に大きな変化が生じることはほぼありませんので、おすすめです。
②リンガルアーチ
自分では取り外しできないタイプの装置です。
奥歯の固定源のために用いたり、永久歯が生えてくるスペースを維持したり、歯列を広げたりする等、いろいろな用途に使用される汎用性の高い装置です。
③小学生
からのマウスピース型カスタムメイド矯正歯科 装置( 製 品名:インビザライン 完成物薬機法対象外)
マウスピースによる「小学生
からのマウスピース型カスタムメイド矯正歯科 装置( 製 品名:インビザライン 完成物薬機法対象外)」の治療は審美性・装着感に優れ、より少ないストレスで大きな効果が得られる治療方法です。
金属製の矯正装置を使用しないため、装置の脱落などの緊急性を要する事態は少なく、また治療中に歯周組織の改善が期待できる場合もあります。
④ワイヤー矯正
歯に「ブラケット」という装置を取り付けて、その装置にワイヤーを通してワイヤーの力で少しずつ歯を動かしていく矯正法になります。
平均的には2~3年程度ですが、歯を抜かずに済むような簡単な矯正では6ヶ月~1年程度で終わることもありますし、難しいケースでは3年以上かかることもあります。
この期間中は、ワイヤー調整のために1~2ヶ月に1回程度通院する必要があります。
デメリット
この期間中は、ワイヤー調整のために1~2か月に1回程度通院する必要があります。また、小児矯正のデメリットが4点ございますので、適切に矯正治療を受けていただくためにも注意が必要です。
①矯正期間の長さ: 小児矯正は通常、数年間かかります。この間、矯正装置をつけている必要があり、それが子供の日常生活に影響を与える場合があります。
②不快感や痛み: 矯正装置や装置の調整によって、不快感や痛みを感じることがあります。これは、特に最初の数日や装置の調整後によく起こります。
③食事の制限: 矯正装置がある場合、特定の食べ物を避ける必要があることがあります。硬い食べ物や粘性の高い食べ物は特に避ける必要があります。
④口腔衛生の難しさ: 矯正装置が口の中にあると、普段よりも口腔衛生の維持が難しくなります。歯磨きやフロスの使用がより時間と労力を必要とします。
子供の矯正の治療費
1矯正費用
スタンダード・・・300,000円(税込:330,000円)
矯正の費用は、治療時期・お口の中の状態・矯正装置によって費用も大幅に変わりますので、先生としっかりと話し合ってください。
2健康保険は適用外
歯の矯正治療は「自費治療」あるいは「自由治療」という保険が適用されない治療に該当するため、治療費の全額が自己負担となります。
3矯正治療ローン
歯科治療は一般的に保険適用外ですので、高額な治療費をローンでお支払いすることが多くなっています。
クレジット・デンタルローンなど種類が豊富で、審査が不要な場合もございます。
ただし分割回数や総額によって金利が変化いたしますので、よく考慮してから使用していただきたいと思います。
小児矯正をすすめる3つの理由
①装置が目立ちにくい小学生
からのマウスピース型カスタムメイド矯正歯科 装置( 製 品名:インビザライン 完成物薬機法対象外)できます。
お子様の噛み合わせや歯並びの乱れを改善させてあげたいが、金属の矯正装置を装着させることには抵抗があります。そうした場合には、「小学生
からのマウスピース型カスタムメイド矯正歯科 装置( 製 品名:インビザライン 完成物薬機法対象外)」がおすすめしております。
「小学生
からのマウスピース型カスタムメイド矯正歯科 装置( 製 品名:インビザライン 完成物薬機法対象外)」は透明なマウスピース型の矯正装置なので、装着しても目立つことはほとんどありません。また、お子様や保護者の方で装置を取り外すことができるので、食べたいものを食べてもらった後など、毎日のブラッシングもしっかりと行うことができ、常に歯を清潔な状態に保つことが可能です。
②第1期治療をすれば費用を安く抑えることが可能になる
お子様の矯正治療は、乳歯と永久歯が混合した時期(混合歯列期)に行われる「第1期治療」と、永久歯が生えそろった時期(永久歯列期)に行われる「第2期治療」とに分けられます。
第1期治療で主に取り外し可能な装置を用いて、成長途中にあるお子様の顎の骨を正しい位置に導いてあげることで、歯並びや噛み合わせの悪さを改善させます。第1期治療を受けさせてあげることで、第2期治療を受けさせずに済む、あるいは、治療を容易にすることが可能となります。
第2期治療は第1期治療で歯並びや噛み合わせの悪さに改善がみられなかった場合などに、通常の矯正装置を用いて行われる治療です。永久歯が生えそろった後(顎の骨の成長が終わった後)に行われるため、歯がきちんと並ぶスペースを確保することができない時などには、抜歯を検討しなければいけない場合もあります。
このような早めの対策が行うことで後の手間が省かれ、より費用が安く抑えて治すことが可能になります。
③生活習慣の改善が期待できる
歯並びが悪いと生活習慣にどのような影響を与えるのでしょうか?
下アゴが小さい・位置がズレることで歯が適切に並ぶスペースが無く歯並びが悪くなる他、舌が収まるスペースが足りないため、喉のほうへ舌が落ちて気道が圧迫され呼吸がしづらくなり、いびき、口呼吸といった症状が出ます。口呼吸が増え、適切に酸素が脳へ運ばれないと学力低下はもちろん、悪い姿勢、精神的情緒不安定、多動傾向、中耳炎、蓄膿症に陥ることが報告されています。
また、鼻呼吸がしづらくなるので、口呼吸となり、口ポカン症状、汚染物質がダイレクトに身体に入るために免疫抵抗力が落ちる、扁桃腺が腫れやすくなったり、アレルギー、鼻炎になりやすくなることも報告されています。
小児矯正を行い、顎を適切に成長させることができると、顎周りの大きくなり呼吸がしやすくなります。
そのため鼻炎や鼻づまりが改善され、また噛み合わせが良くなり姿勢が正しくなるなどより健康的に生活を送ることが可能になります。
子どもの時から治療をしていれば、大人になった時の悩みが軽減されるので、早めの対策を心がけましょう。
矯正中に欠かせない親の役目
1毎日のお手入れを欠かさない
矯正装置の周辺は汚れやすくなっています。もしこのまま放置してしまうと虫歯の原因になってしまい矯正をやっている意味がなくなってしまいます。磨きにくく面倒くさいと思いますが、お子様と一緒に毎日のケアを欠かさずに行っていきましょう。
2取り外し可能な矯正装置は必ず洗浄しましょう。
小学生
からのマウスピース型カスタムメイド矯正歯科 装置( 製 品名:インビザライン 完成物薬機法対象外)など取り外しが可能な矯正装置を使用している場合は必ず洗浄するようにしましょう。なんの洗浄剤を使えばよいかわからず、心配な方は矯正歯科の矯正認定医に相談してみるといいと思います。
3子供のモチベーションの維持に努めましょう。
矯正装置を付けた後、一定の以上の期間が必要ですし、途中で嫌になってしまうことが多々あります。
その際に子供のモチベーションを落とさず、維持させる声掛けをしていくことが大切です。
親が子供の味方になってあげ、不安や痛みなどしっかりと聞いてあげるようにしましょう。
さいごに
小児矯正をすることをおすすめしております。しかし費用面や治療方法に不安がございましたらお近くの矯正認定医に相談してみると良いでしょう。現状把握をし、子供の未来のために今行うべきことなのかをしっかりと考慮して進んでいくことが重要です。
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